子供のしつけは何歳から?

教育

こんにちは!

ピアノ講師のむらかみです。

今日は、小さいお子さんのしつけはいつから開始するのが良いのか?

リトミックやピアノを教えている中で、生徒であるお子さんはもちろんのこと、そのご兄弟など、たくさんのお子さんが我が家にはやってきます。

そんな中で、「しつけ」や「マナー」って大事だな、と思ったことをお話ししていきますよ。

しつけは0歳から!

「しつけ」と聞くと「怒ること」とか「注意すること」とイメージしがちですが、実はそうではなくて、人と人とが接する中で、お互いに気持ちよくコミュニケーションを取る方法を教えることって、とても大切です。

上手に人と接する方法、お子さんに伝えていますか?

まずは「おはよう」のご挨拶。家族の間でも挨拶をしない子は、他所へ行ってもしません。

「こんにちは。」「お願いします。」「さようなら。」お母さんが言うから子供も言うのです。

これは赤ちゃんのうちからできる立派な教育(しつけ)ですね。

また、寡黙なお母さんと一緒にいるお子さんは、言葉数が少ないように感じます。それに伴って、言葉の理解も遅いです。

日頃言葉のシャワーを浴びていないのですから、習得が遅れるのは当たり前のこと。

この時期のお母さんは、返事が返ってこないのがわかっていても、独り言のように言葉を発し、お子さんに言葉のシャワーをあびさせてあげてくださいね。

1歳になると

歩けるようになり、好奇心も旺盛でいろんなところによちよち歩いていき、時には走って行くのでなかなか追いつけないこと、ありますよね。

引き出しは開けるし、ティッシュは無限に出し始めます。

これを「イタズラがすごい」と表現するお母さんがいますが、そうではなくて、これって「学習してる」んです。

引き出しの開け方、つまみの持ち方、いろんなものが出てくる!面白い!と言った具合だと思います。

生まれたばかりの子供はこの世界の見るもの全てが初めて見るもの、触るものなのですから、もちろん危険なものも分かりません。

だから、危険なものは触れない、開けないようにベビーガードなどを利用して、初めからさわれないようにする必要があります。

勝手に触ったからと言って「怒る」と言うのはちょっと違うのです。触られたくないものは触られないように鍵をかけるとか、工夫が必要ですね。

危険じゃなければ基本的にはやりたい放題で良いと思います(散らかされて嫌じゃなければね)。

ところが、こんな生徒さんがいました。

レッスンしている生徒さんの妹さん。通っているうちにハイハイから歩けるようになり、レッスンルーム中を走り回るように。

お母さんやお父さんは走って追いかけ、捕まえるのに一苦労。

ところが、レッスン道具を入れている引き出し、大事な機材を入れている引き出しを開ける楽しみを覚えてしまいました。

最初は「ダメだよ」と、子供が開けたらお母さんが閉める。を続けていましたが、そのうち面倒くさくなったのか開けて中身を引っ張り出しても何も言わず、中身を出すのが当たり前になってしまいました。

自分の家では良いですが、他所様のお家ではやってはいけないことですね。

私の家はレッスンをしていて、色んなお子さんが来るので、そんなことも予測していますから、良いとして、お友達のお家や、お呼ばれしたお家ではやってはいけないことです。

まだ意味はわからないと思いますが「やってはいけない」事を伝えなければなりません。

「わからないから」と、諦めて注意しなければ3歳、4歳と成長してもやって良いことと悪いことの区別のわからない子供に成長していきます。

小学生になってもそういったお子さんは結構いらっしゃいます。

ダメなことはダメ。

やって良いこととやってはダメなことがある。

遊んで良い時と、静かにしなければいけないところがある。

少しずつですが、3歳、4歳になると理解してきますので、根気よくお話ししてみてくださいね。

この年齢の場合は、触ってほしくないところには近づけさせない。そこに行かせないようにしたり、夢中になるおもちゃを持ってきて遊ばせるなど、事前準備が必要かな、と私は思います。

小さいお子さんをただ黙って30分も黙らせておくのなんて、不可能なんですから、おもちゃのひとつくらい持ち歩かないとね。

なんでも口に出して言いたい

3歳、4歳になるとおしゃべりが上手になってきて、言いたい放題お話ししまくる時期になります(個人差はあります)。

この時、心無い言葉を平気で言えちゃう子が一定数いらっしゃいます。

とても残念なことですね。

でも、本人に悪気は一切なく、見て、感じたことをそのまま口に出して言っているだけの事。

それが相手を嫌な気分にさせるとか、全くわからないんですね。

こんなことがありました。

玄関掃除をしていて、その道具をしまう時間がなかったので、とりあえず、見えないように下駄箱の下に隠しておきました(無造作に。笑)。

その後レッスンに来た4歳の男の子。何を思ったか下駄箱の下をしゃがんで頭を地べたにくっつくくらい下にして覗き込み、「この下、きったな〜い」と私に言いました。

「え〜、なんで今日に限ってそんなところを覗き込むの〜!?見ないでほしい〜💦」と思いましたが、「本当に?ごめんね、さっきまで掃除してたから」と、動揺を隠して普通に返したところ、お母さんもニコニコ聞いているだけでそれが相手を嫌な気持ちにさせる言葉だとはわからないんですね。

4歳だから仕方ないのかなぁ、と思いましたが、次に来た3歳の生徒さんに聞いてみました。

私:「下駄箱の下が汚かったら、『汚〜い』って先生に言う?」

3歳:「言わない」

私:「それはなんで?」

3歳:「え、だって、嫌な気持ちにさせちゃうでしょ?」

私の心の声:「わぁ、3歳でもわかるんだ。」

その後、同じくらいの歳の子、何人かに聞いてみましたが、同じ答えが返ってきました。

恐ろしいことに、お母さんがお家で、人の悪口なんかもそうですが、人の悪いところを探し出して言っているお家の子は、人に対してズバズバと嫌なことも言ってしまうのです。

だって、それが普通の家庭の会話なのですから。

なんの疑いもなく、張り切って、見つけた悪い事を言っちゃいますよね。

これは、躾というより、お家での会話に大人が気をつけなければならないですね。

この子は、大きくなっても時々、レッスンルームのちょっとした間違いや汚いなどの指摘を生き生きとしてくる子になりましたが、その度に少しずつ、「言ってはいけないこと」をレッスンでお話しするようにし、学んでいきました。

何歳になっても遅くはないので、人と人とが接する中で、お互いに気持ちよくコミュニケーションが取れるよう、私たちも気をつけたいですね。

まとめ

いかがでしたか?

「小さいからまだわからない」ではなく、小さいうちからきちんとお話をして、良いことと悪い事を伝えていくって、とても大切です。

1日に10分でも良いから、お母さんと向き合って、そんなお話をする時間、作ってみると良いと思います。

続けるうちに、きっと近い将来、お母さんが困ったときにちゃんとお話を聞いて、お母さんを助けてくれる子に成長すると思いますよ☺️

 

 

 

 

 

 

 

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