こんにちは!
ピアノ講師のむらかみです。
幼児さんでも小学生でも、言われたことをパッと理解してすぐにできる子と、そうではない子がいますが、そんなパッとすぐに理解できないような子はピアノは無理なのですか!?
そんなお話をしていきますよ。
非常に多い、不器用な子
最近では、不器用さんで「これをやってみよう!こうやるよ」と説明しても、全く理解できない子が割と多いな、という印象があります。
もちろん、一度の説明ではなく、ゆっくり、順を追って、見本を見せながら何度も何度も見せてから、一緒にやって見るのですが、「やること」を理解するのがとても遅いんですね。
「今、見たことを自分に置き換えて真似っこをする」ということができないのです。
「真似っこ」は学びの基本ですから、ピアノ習得に当たって、ここはなんとしても鍛えたいところ。
私のレッスンでは、そんな子も「声がけ」「見守り」で「考える力」や「短期的な記憶力」を育てていきます。
自分の頭で考えさせる
音符カードというものがあり、ドレミファソラシドの音符が書かれたカードが2枚ずつあります。
音符には音符の玉に線が刺さっている「線の音」と、音符の玉が線と線に挟まっている「間の音」の2種類があります。
どんな音も、この2種類に分類されます。
まずは、音符カードを「線の音」「間の音」に分けていく遊びをするのですが、例えば、「線の音」と言って間違えたら「間の音」と言えば正解するわけなのです。
そうすると、当てずっぽうて適当に言っているのもわかってしまうんですね。
「考えるのが苦手」な子は、とにかく頭で考えたくないものですから、適当に言って何度か正解すれば、その後も当てずっぽうで言い続けるわけです。
そんな時は、「ちょっと待って、適当に言ってるでしょ」と直球で言います。笑
生徒さんは決まってニヤリとします笑
そして、もう一度「線の音」と「間の音」の説明をして、(その前にも1〜2ヶ月かけて線の音と間の音を学んでいきます)何度か問題を出して完璧になってからまた音符カードに挑戦してみます。
そうすると、ぐんと正解率が上がるのですが、それでも時々間違えるんですね。
間違えた時は「よく考えて」と伝えると、よく考えて答えを出します。
答えを出した後にも「なんで?」と聞いてみます。(合っていても)
そうしたら、「え、間違ってるのかな?」と思ってしまい、回答を変える子がいるからです。
自信を持って回答してもらいたいから、そんな意地悪もします。
何度か続けているうちに、そんな意地悪をしても「だって、⚫︎⚫︎だから!」と自信を持って答えられるようになっていきます。
焦らない
このように、時間はとってもかかりますがその子のペースがありますから、焦らず、じっくり、忘れてしまったらまた同じことを繰り返し、根気よくやっていくわけです。
そうすると、「考える力が弱いな」と感じていた子も、メキメキと才能を出し始めます。
考える時間が遅いのはあまり変わらなくても、とびきりの理解力を発揮したりしてくるんですね。
理解してからが早いんです。
本当に、人間の脳って面白いです。
1人として同じ成長をする子っていないです。
もちろん、自分のお腹から出てきた我が子でさえ、考え方も、趣味趣向も、学習してく速度も、何もかも違うんですよね。
見守る
このような感じで学習を進めていくと、間違った時に「間違っているよ」と教えなくても、最後の最後に辻褄が合わなくなって間違いに気がつけるようになってきます。
そんな時に、ぶつぶつと独り言を言いながら「あれ、違う、こうだから、こうかー、あれ?そっか。こうだな」なんて言いながら自分の頭でよく考えて、答えを導き出していくことができるようになるのです。
なんでもかんでも教えれば良いのかというと、そうではないのがポイントです。
次の段階
ここまできたら、あとは「次は間違えないようにする」ということ。
学習したことを蓄積して、経験として記憶していく力が必要になってきます。
これは、なんでも器用にこなせる子は言われなくても自然とやっていることなのですが、ゆっくりさんには少しずつ教えてあげると問題なく育っていく力です。
まとめ
いかがでしたか。
不器用で、なんでもパッとすぐに理解できない子も、訓練と声がけによって、その子の才能がぐんぐんと育っていきます。
もちろん、ピアノだって弾けます!
不器用さんがピアノコンクールで入賞した事例だって山ほどあります。
我が子の才能を信じて、まずはお母さんも一歩踏み出してみるのも良いと思います。
まずは一緒に楽しく、ピアノを始めてみましょう☺️


コメント