プロフィール

講師はピアノ科卒、小学生の男の子ママ
むらかみ まさみ
1978年生まれ、O型。
小学生の男の子がいるママです。
たくさんお話しをして、「ピアノ大好き!」と思える教室を目指しています。
「夢」を追い求めた子ども時代
子供のころからピアノが大好きだった私の夢は「きれいな曲がたくさん弾けるようになりたい!」でした。
でも、それを叶えてくれる先生を探すのは難しく、たくさん先生が変わりました。
初めてのピアノの先生は「幼児にも容赦ない先生」。母にお願いして探してもらった次の先生は「3色ボールペンの後ろで手を叩く先生」でした。「拍」を感じて弾くために、その「拍」をペンで叩いて感じさせるのです。私の手の甲は、青あざだらけでした。
次にお願いした先生は、「母のいないところで叩く先生」。その先生の指導は抽象的で、9才の私には理解できませんでした。「理解できていないから、先生はイライラしてるんだ。でも、何言ってるのかわからない・・」子供ながらにびくびくしながら毎週レッスンに行っていました。
次の先生は、「生徒をコンクールの全国大会に導く!」と有名な先生。でも、いつも不機嫌で、遠巻きに見ているだけのレッスン。この先生は、「頻繁に親が貢物をしないと指導してくれない先生」でした。
それでもピアノが好きで、上手くなりたくて、毎日時間を忘れてたくさん弾いていました。
宿題以外の好きな曲ばかり、、笑
次々に辞めていくお友達
小学校低学年の頃、クラスではピアノを習っている子が10数名ほどいましたが、ほとんどのお友達は楽譜が読めず、指もうまく動かず、「練習が大嫌い」「お母さんといつも喧嘩してる」と言って、気づいた頃には辞めていき、小学校の高学年になる頃には、ピアノを続けている子は私の他にもう1人だけ(のちに、その子も音大へと進学)でした。
当時のレッスンはとても厳しく、楽しく続けていくには難しい習い事でした。
早く完璧な譜読みをして、指も動くようになって、先生がいなくても楽しく弾けるようになりたかった少女時代。
結局6人先生が変わり、譜読みが得意で、指もよく動く子でしたが、これといったテクニックが身につかないまま、あっという間に11歳になりました。
本当のピアノを教えてくれた先生
次にお願いした先生は、受験生を専門に受け持っている先生。
その先生のレッスンは、とても学びの深いレッスンでした。
「音楽的な弾き方」「ステキな音をだす方法」「指を育てる練習方法」
何から何まで自己流だった私の弾き方は間違いだらけ。細かく修正していただきました。
その後、先生の勧めで音大ピアノ科へと進むことに。音大での恩師は当時の名誉教授であり、国内外で活躍する現役のピアニスト。厳しい先生でしたが、センスの光る一流の音楽を学ぶことができました。
学園内のコンクールでは2位を受賞。
たくさんの方に声をかけていただき、多方面で演奏会に出場。
ピアニストとして活動を始めました。
子どもの頃の私には想像もつかない快挙でした。
楽しめないピアノ
気が付けば、次々に難曲を弾きこなさなければならない日々に追われ、ピアノを楽しんでない自分がいました。
音楽を通して知り合う方達の輪の中にいるのは楽しい半面、プレッシャーでもありました。
物心ついた頃からピアノの音と音符に魅了され走り続けてきた私。もちろん、音楽のことしか知りません。
この頃から少しずつ、他の分野に挑戦して、さまざまな経験をしてみたくなりました。今の自分では、人に音楽を教えるための器が足りないとも感じていました。
また、経験値が増えると、「音作りに幅が生まれる!」とも思いました。
卒業後しばらくして、完全にピアノから離れ、新たな生活をしようと決めました。
「いつか必ず再開するぞ!」と心に決めて。
その後、16年間、音楽に関係のない会社で会社員として働き、揉まれに揉まれるたくさんの経験をし。。
心から楽しめるピアノ
結婚し、子供を産み、勤めていた会社を辞め、少しずつピアノを再開しました。
子育てをしながらリトミックの勉強をし、幼児教育について学び、いくつもの育児書を読み、発達と栄養についても学び始めました。
思っていたよりももっとずっと、苦労しながら子供達がピアノを学んでいるのを目の当たりにし、不器用な子でも楽しく続けられ、ちゃんと音楽を楽しめるサポートを研究する毎日になりました。
ピアノには、地道な練習が欠かせませんが、楽しくできなければ続かないのも事実。
私が経験してきた上から目線の厳しいレッスンではなく、「継続する力」「音楽を楽しむ心」が育つよう、コミュニケーションをとりながらレッスンしています。
楽しみながら無理なく進めていくので、ピアノ歴が浅くても、1日3〜15分の練習で上手に弾きこなせるようになります。(門下生の演奏はこちら)
クラシックからポップスまで、幅広い知識も会話をしながら身につけていきます。
ピアノ教室をはじめてから、私自身も期限に追われない、順位をつけられないピアノに喜びを感じ、今は心から楽しんで音楽にかかわらせていただいています。
↓こちらは講師演奏です。自分自身も、聴いている方もリラックスできる癒しの音を奏で、心から演奏を楽しめるよう指導します。