こんにちは!
ピアノ講師のまさみです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます✨
先日、とても興味深い出来事がありました。 あるコンクール主催の有料セミナーに参加した際、たまたまその直後に知り合いと、会場前でお会いしたのです。
その方は、私がセミナーから出てきたのを見て、驚いたように目を丸くして仰いました。
「先生……セミナー、受けていらしたんですか?」
その驚いた表情には、「えっ、先生なのに?」「まだ勉強するの?」といった、純粋な疑問が含まれているように感じられました。
今回は、私たちがプロの講師でありながら、なぜ休日に、そして自腹を切ってまで、頻繁にセミナーやピアニストのレッスン、指弾会に足を運ぶのか。その「本当の理由」についてお話ししたいと思います。
「自分だけの音楽」は「自己満足」になりかねない
先日、私も尊敬するピアニスト・外山啓介先生の個人レッスンを受けてまいりました。
ピアノレッスンは、尊敬するピアニストの方から、定期的に受けるようにしています。
自分自身では、すごく気持ちよく、楽しく、そしてそれなりに上手く弾けていると感じていた曲も、録音したものを後から客観的に聴き直してみると……愕然とすることがあります。
普段から、プロの演奏会に頻繁に足を運び、本物の音楽に触れているから余計に自分の演奏のアラが目立つのです。
自分の「気持ちよさ」が、必ずしも聴き手に届く「美しい音楽」になっているわけではないのがクラシック音楽の難しいところ。
指導のプロである私も含め、自分の感性だけで弾いていると、いつの間にかそれは「自己満足の音楽」に陥ってしまうリスクがあります。
常に第一線で活躍するプロの耳に触れ、客観的な指摘を受け続けることで、初めて「聴く人に想いが伝わる素敵な演奏」になるのです。
これは、生徒をコンクール予選から本選へと導くためにも不可欠な、音楽のアップデートのようなものだと私自身考えています。
子どもたちの「無限の感性」を引き出すために
また、日々生徒さんたちと接していると、本当に多くのことを学びます。
特にコンクール演奏する子どもたちの音を聴いていると、「あぁ、この音楽性、この曲に対するこの視点は、私の指導の中にはなかった。でも自分が演奏する時はやっている部分もある。」と、心から感銘を受ける瞬間や、気づきがしばしばあります。
子どもたちの感性は無限大です。 私たち指導者が「私の知識は完璧だ」「子供にはここまでしたできない」とあぐらをかいていた瞬間、子どもたちのその素晴らしい芽を、指導者の古い常識で摘んでしまうことになりかねません。
講師自身が学び続け、感性をアップデートし続けて初めて、子どもたちの自由で豊かな音楽性を、正しく評価し、さらに高めてあげることができると考えます。
クラシック音楽は、常に「進化」しているから
「クラシック音楽」というと、何百年も前の古い音楽を、そのままの形で守り続けていると思われるかもしれません。しかし、現実は異なります。
実は、音楽学の世界では、今でも新しい文献や楽譜が発見され、演奏法の解釈が変わることも珍しくありません。
それに伴い、楽譜も年々、より作曲家の意図に近づいた「改良版」にアップデートされたものが出版されています。
もし私が、「自分が子どもの頃に習った知識」だけで指導を続けていたらどうなるでしょうか?その知識は、現代ではすでに「時代遅れ」になっている可能性が大いにあります。
だからこそ私は、断るごとにセミナーへ足を運び、学びを止めないようにしています。
セミナーではもちろん、すでに知っていることもお話しされます。しかし、必ず学びや発見があるのも事実。
一つのセミナーで、必ず1つ以上の「気づき」を見つけて演奏や指導に活かす。
これが私のポリシーです。
本物の「学び」の背中を見せること
このように、プロのピアノ講師が学び続けるのは、技術の維持、感性の更新、そして知識のアップデートのため、すなわちすべては「子供達の学びのため」です。
そしてもう一つ。 それは、「講師自身が努力し、楽しんで学び続けている背中」を生徒に見せることこそが、何よりの教育になると信じているからです。
「飽きる」のは、子どもなら当然です。 そんな時、親や講師が「頑張りなさい」と怒鳴るのではなく、自らが「学びの楽しさ」を体現している存在であれば、子どもたちも自然と「私ももっと知りたい」と思ってくれるはずです。
当教室は、この「一生、共に学び続ける」という姿勢に共感し、お子様の「本物の感性」を一緒に育てていきたいと願う保護者の皆様と共に、素敵な音楽の時間を作っていきたいと考えております。

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