こんにちは!
ピアノ講師のまさみです。
今日は、数年前にベーゼンドルファーというオーストリアのピアノが札幌のヤマハ本店に来たときに試弾させていただいた時のお話です。

スタンウェイ
ピアニストや大きなホールなどでは、スタンウェイというドイツの高級ピアノを使用されていることが多く、実際 私の恩師も渋谷の自宅マンションにスタンウェイのフルコン(一番大きいサイズのピアノ)を置いていたのですが、このピアノがまたものすごく音が良く、表現豊かな音を出すのです。
(国内産のピアノをディスるつもりは全くないのですが💦)国内産のアップライトで育った私には想像もつかなかったくらい、鍵盤の深さも、ペダルの深さも、1音弾いた時の豊かな響き、高音の綺麗な音が違うのです。
「これは本番用のピアノだな。」そう思いました。
だって、本番もスタンウェイを弾くのなら良いけれど、普段からこんな表現豊かなピアノを弾いていたら、本番のピアノが国内産ピアノだった場合、そこまでの表現ができなくて「弾きにくさ」を感じるのではないかと、と思ったからです。
大人になってからはヤマハのグランドピアノを持ち、普段の練習に使っていますが、やはりアップライトに比べて響きも良いですし、表現もアップライトに比べてタッチの違いが音に現れやすく、とても満足して弾いています。
そんな中、ベーゼンドルファーの試弾に行ったところ、、
ベーゼンドルファーの表現力
4000万円するという蓋の内側に素敵な絵が描かれているベーゼンドルファー。
限定モデルです。
それがですね、弾いてみたら度肝を抜かれました。
今まで、スタンウェイが一番だと思っていた私に衝撃が走りました。
これもまた鍵盤が浅いのですが、この浅い鍵盤の中に、タッチの加減による表現がものすごく多くあるのです!
たかだか数センチ、鍵盤を押し込むだけのこの深さに、素早く打鍵する。ゆっくり打鍵する。力強く打鍵する。優しく打鍵する。それに加えて力加減を微妙に変えるだけで、それが絶妙に音に返ってくるのです。
もちろん、これらの表現は普通のグランドピアノでもできます。
できますけれども、これほど微細に反応してくれるピアノがあるのか???!!
と、度肝を抜かれたわけです。
ということは、裏を返すと指のコントロール力が甘くて技術がないと、下手くそに聞こえるということです。
そしてももう一つ裏を返すと、電子ピアノはこの詳細の反応が薄く、機械的に均一に調整されているので、とても上手に弾けるのです。
(余談ですが、難しい表現の曲を弾くとき、最初からグランドを弾いていると下手すぎて気が滅入るので、私は最初に電子ピアノで練習して、自信がついてからグランドを弾いています。)
4000万円のべーゼンドルファーは、ものすごく繊細な音の表現ができるピアノでした。
どうやって作るとこうなるのだ??
と、本当に素朴な疑問でした笑
これまでの私の考えが根本からひっくり返りました。
だって、このピアノの表現力に、私の技術が伴っていなかったのです。
もっと素敵な音が出せるピアノなのに、試弾した、たった45分では、このピアノを攻略できなかったのです。
そして、こんな表現豊かなピアノを普段から使って練習していると、国内産のピアノを弾いた時も「もっと綺麗な音を出そう!」という気持ちで、そして、普段使っているピアノにしているような、微細な演奏をすることができたら、国内産のグランドピアノを弾いても、とっても上手に弾けるようになるわ!
だから、ピアニストは自宅ピアノにスタンウェイを選ぶんだなー。
と思いました。
電子ピアノよりアップライト。アップライトよりグランドピアノ。
だから、音の響き(余韻)がない電子ピアノで練習するよりも、アコースティックのアップライトで練習するほうが上手くなるし、アップライトで練習するよりも普段からグランドピアノで練習するほうが上手くなるんですね。
子供の頃、グランドピアノで練習しているお友達がいましたが、やっぱり敵いませんでした。
「音の響き」を意識するのとしないのとでは、大きな違いがあります。
体の力も手の力も抜け、余計な力を使わずに音が出せるようになるのです。
力が抜けると音が響き、綺麗な音になります。
その自分の出している音を聴き、響きを感じて弾くと、聞き手に「なんか、素敵✨」という感動を感じさせる演奏になります。
私は、休符、音を伸ばすとき、フレーズの終わり、装飾音符。
この4つは特に気をつけて弾きます。
そこがピアノの「かっこよさ」(上手さ)を出せる部分だと思うからです。
それを普段から気にして弾けるのがグランドピアノだと思います。
また、私はカワイのアップライトで育ったのですが、母がインテリア重視で購入したため、ロココ調の派手な見た目の割に背が低くコンパクトで、音も響かず、鍵盤も重く、それに加えて姉がやめたタイミングから調律もされなくなったので音も外れていて、最悪な環境で練習してきたので、発表会などの広いホールでグランドピアノを弾くと、あまりにもタッチも音の響きも違うので、とても弾きづらかったのを覚えています。
弾きづらさを感じるようになったのは小学5年生くらいになってから。
馴染みの調律師のおじさんに「弾きにくそうだね、グランド買って貰えばいいのに」と会うたびに言われたのを覚えています。
わかる人には音でわかっちゃいます。普段どんなピアノで練習しているのか。
「買ってもらえたら苦労しないわよ。」と内心思いながら、、
中古ピアノ販売もしている方だったので、「おじさんとこの、ちょうだい〜」と毎回言ってました笑
用途に応じて
趣味ピアノで弾くのでしたら電子ピアノで全然OK!
電子ピアノも、プロが弾けば良い音が出せます😊
なので、ちゃんと学習すれば電子ピアノでも良い音が出せるのです。
でもコンクールに挑戦する。
もっと上手くなりたい!
そう思うのでしたら、ぜひグランドピアノをお勧めします。
レンタルもあるようですよ!
電子ピアノは使わなくなったら売れませんが、アコースティックのピアノは売れます。
特に、グランドピアノは売れます!
コンパクトなサイズのものなら160センチ✖️150センチもあります。
そんな小ささでも、アップライトよりも良い響きを出します。
「グランドピアノなんて買えない💦」と思う前に、色んなピアノを試弾してみるのも良いと思います。
きっと、欲しくなりますよ笑
大人の趣味の方でも、購入される方が多いそうです。
海外製のピアノも大人気だそうです。
私も次に購入するときは「ボストン」というスタンウェイのセカンドブランドのピアノがあるのですが、それが欲しいな〜
と思っています。夢のまた夢ですが〜
外国製のピアノを弾いている動画はこちら


コメント